アンケート2021「音楽作家の実態・意識把握調査」分析結果

アンケート結果の解説動画
報告書

以下の青字にカーソルを合わせるとPDF版をご覧いただけます(ダウンロードも可能)。
回答の単純集計(PDF、455KB)
総括(PDF、590KB)
複数の回答でクロス集計して分析(PDF、1.51MB)

(こちらは報告書のサンプルになります)
回答者の年代:
回答者のうちFCA加盟者は60代以上で7割を占めているのに対し、非加盟者は40代以下で7割を占めている。
(グラフの枠参照)

 

音楽出版社との著作権契約について:
回答者の半数以上が、音楽出版社との著作権契約について「契約内容が一方的に決められている」「作品のプロモートが十分でない」ことに問題を感じている。(グラフ14の枠①参照)年代が若いほど著作権契約に感じている問題は多く(グラフ14の矢印参照)、30代を中心とした比較的若い層では「契約を拒否することができない」「今後の仕事や関係性、自分の立場等が気になって著作権契約に関する話や交渉ができない」といった自身の立場の弱さについても比較的強く問題として感じている。(グラフ14の枠②参照)

 

「買取り」の仕事の発注元(年代別):
「買取り」の仕事の発注元について、年代別で見ると、50代以下で「ゲーム・パチンコ製作会社」が第2位以上にあがっている一方で、60代以上で「国や地方自治体、その他の関連団体や学校法人」が第2位となっており、世代別の違いが見られる。

 

楽曲コンペについて:
回答者の7割以上が、楽曲コンペについて「参加しても採用されないと何の対価も得られない」ことに問題を感じている。(グラフ19の枠①参照)
年代が若いほど楽曲コンペに感じている問題も多く(グラフ19の矢印参照)、30・40代の5割以上が、「作家事務所がただのコンペ斡旋業者と化している」状況に問題を感じており、現在の楽曲コンペの体制自体に疑問を持っている様子。(グラフ19の枠②参照)

実施概要
今後の活動

アンケートの結果を踏まえ、FCAでは新たに委員会を立ち上げて、音楽作家が抱える問題の解消に取り組んでいきます。引き続きご支援のほどよろしくお願いします。