制作者等との契約関係を適正化するための取り組み

音楽出版社との契約関係を適正化するためMPAと協議をおこないます。

MPA(一般社団法人日本音楽出版社協会)に意見交換の実施を申し入れました。
230830_著作権契約書見直しに関するMPA宛て申し入れ書.pdf

FCAは、日本を代表する音楽出版社によって組織される一般社団法人日本音楽出版社協会(MPA)と共同して、作品プロモートの役割を担う音楽出版社との著作権契約FCA・MPAフォーム(標準契約書)を2001年に制定しています。制定から20年余が経過し、動画配信サービスやゲーム開発を手掛ける海外の制作者が国境を越えた事業を展開するなど、日本の音楽シーンは標準契約書を制定した当時と様変わりしています。一方で多くの音楽作家が著作権契約の現状に問題意識を持っています。そこでFCAはMPAに対し、著作権契約にまつわる音楽作家・音楽出版社双方の問題・課題を共有して、新しい契約の形を探るための意見交換を行うことを申し入れました。
  

MPAとの意見交換会において「FCAが考える未来標準/音楽作家と出版者の最良のパートナーシップの実現」を提案しました。

FCAが考える未来標準_音楽作家と出版者の最良のパートナーシップ.pdf

著作権契約を通じて音楽作家と音楽出版者が相互信頼と互恵の精神に基づくパートナーシップが構築できるよう「FCAが考える未来標準」として音楽作家と出版者のパートナーシップの在り方をMPAに提案しました。
  

MPAが2024年度定時総会で会員社に「音楽出版社と作家のより良いパートナーシップの実現にむけて」を説明しました。

2024年度MPA定時総会において、稲葉豊MPA会長から「音楽出版社と作家のより良いパートナーシップの実現にむけて」の説明がありました。稲葉会長は「作家との契約締結の際により丁寧なコミュニケーションを図ることが、最良のビジネスパートナーとして、よりよい関係を築いていくことになるので、契約担当者をはじめとして各社で配慮してほしい。」と依頼されました。

音楽出版社と作家のより良いパートナーシップの実現にむけて.pdf

FCAオンラインセミナー

第1回 音楽出版社の役割と契約

FCA法律顧問Field-R法律事務所 山崎卓也弁護士を講師に「音楽出版社の役割と契約」と題してオンラインセミナーを開催しました。
山崎弁護士には音楽出版社の役割とそれに基づく著作権契約の在り方、海外の音楽出版社の著作権契約の現状、日本の音楽出版社の未来について解説いただきました。

投影資料 音楽出版社の役割と契約.pdf